Technology
日本発の水技術が、
世界の基準になった。
1980s — 1998
水質改善研究から生まれた技術
1980年代から水質浄化に取り組んでいた研究者たちは、気泡を活用した装置の開発を進めていました。1997年から1998年にかけて広島湾で発生した赤潮により養殖牡蠣に甚大な被害が及んだ際、この微細な泡を発生させる装置が試験的に投入されます。海中で発生させた泡の力により、酸欠状態の牡蠣が救われただけでなく、予想外の成長促進効果まで確認されました。本来2年を要していた生育期間が1年に短縮されたこの事例は、マイクロバブルが持つ生物活性効果として注目を集めました。
1990s — 2017
日本発の技術が世界基準へ
1990年代以降、日本国内ではマイクロバブルやさらに微細なウルトラファインバブルに関する研究・応用事例が次々と報告され、日本がこの分野の先進国としての地位を確立。2015年にはファインバブル学会連合が発足しました。そして2017年、国際標準化機構(ISO)により微細気泡の技術用語が正式に規格化され、直径100マイクロメートル未満の泡を「ファインバブル」、うち1マイクロメートル以上をマイクロバブル、1マイクロメートル未満をウルトラファインバブルと定義することが国際的に合意されました。
ISO Definition (2017)
ファインバブル
直径 100 μm 未満
マイクロバブル
直径 1 μm 以上、100 μm 未満
ウルトラファインバブル
直径 1 μm 未満